事業再構築補助金(10回目)不採択または交付取消となる事業

事業再構築補助金

株式会社エイチ・エーエルの太田です。

今日は、不採択または交付取消の事業についてです。

1.公募要領(28~29ページ)の記述

・以下に該当する場合には、補助金交付候補者として不採択又は交付取消となります。

本事業に補助金交付候補者として採択された場合であっても、交付審査において以下に該当すると判明した場合には、採択取消となりますでご注意ください。
① 具体的な事業再構築の実施の 大半 を他社に外注又は委託し、企画だけを行う事業
② グループ会社( 2.補助対象者に規定する【みなし同一法人】に当てはまる他の 会社)が既に実施している事業を実施するなど、再構築事業の内容が、容易に実施可能である事業
 不動産賃貸、駐車場経営、暗号資産のマイニング等、 実質的な労働を伴わない事業 又は 専ら資産運用的性格の強い事業
④ 建築又は購入した施設・設備を 自ら占有し、事業の用に供することなく、特定の第三者に 長期間賃貸させるような事業
⑤ 農業を行う事業者が単に別の作物を作る、飲食店が新しく漁業を始めるなど、新たに取り組む事業が 1 次産業 (農業、林業、漁業 である事業
※例えば 農業に取り組む事業者が、農作物の加工や農作物を用いた料理の提供を行う場合など、2次又は 3次産業分野 に取り組む場合に必要な経費は、補助対象となります。 2次又は 3次産業に取り組む場合であっても、加工や料理提供の材料である農作物の生産自体 に必要な経費 は、補助対象外となります。
⑥ 主として 従業員の解雇を通じて付加価値額要件を達成させるような事業
⑦ 公序良俗に反する事業
⑧ 法令に違反する及び違反する恐れがある事業並びに消費者保護の観点から 不適切であると認められる事業
⑨ 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(昭和 23年法律第 122号)第2条第5項及び同条第 13項第2号により定める 事業
⑩ 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成 3年法律第 77号)第2条に規定する暴力団又は暴力団員と関係がある 中小企業等 又はリース会社 による事業
⑪ 重複案件
・同一法人・事業者が今回の公募で複数申請を行っている事業
テーマや事業内容から判断し、(過去又は現在の)国(独立行政法人等を含む)が助成する他の制度(補助金、委託費、公的医療保険・介護保険からの診療報酬・介護報酬、固定価格買取制度等)と同一又は類似内容の事業※ただし、厚生労働省の産業雇用安定助成金(事業再構築支援コース)との併用は可能。
・厚生労働省ホームページ:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/sankokinjigyou-saikouchiku.html
・他の法人・事業者と同一又は類似内容の事業
※他の法人・事業者と同一又は酷似した内容の事業を故意又は重過失により申請した場合、次回以降の公募への申請ができなくなりますので、十分ご注意ください。
⑫ 申請時に虚偽の内容を含む事業
⑬ その 他 制度趣旨・本公募要領 にそぐわない 事業

2.所感

特に気になる点を太文字にしました。

この部分は、毎回公募要領が出るたびに加筆があるので、都度留意して臨む必要があります。

介護事業は以前は優良分野として「事業再構築補助金の虎の巻」にも載っていたのですが、公募要領に上記の記述をしてから、タイミングで無くなっています。

農業系も、農作物の生産自体 に必要な経費 は、補助対象外となるので注意が必要です。

個人的には、採択を決める時点で上記の点を判断してほしい(採択後に交付取消は厳しい)と思うのですが、難しいのでしょうね・・・。

株式会社エイチ・エーエル

 

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