株式会社エイチ・エーエルの太田です。
毎週木曜日は「BIZミルで経営力アップ」。
経営支援基幹システム(BIZミル)の普及を通じて、多くの経営支援機関、そしてその先の中小企業・小規模企業の支援を行っています。
◆完全BIZミル対応版「事業計画セミナー」レジュメを作りました。
この秋から、各地の商工会や商工会議所主催で、事業計画策定セミナーが始まります。
多くの講師に登壇していただくのですが、レジュメ作成は私。
当社の主力商品である「BIZミル」に完全対応したバージョンを作成しました。
ワークシートを記入していったら、BIZミル「経営状況詳細分析表」「事業計画書」が出来上がります。記入例もあります。
このブログをお読みいただいている職員の皆様方へ。ぜひうちのセミナー担当にお問い合わせいただけるとありがたいです。
◆ビジョンや目標は聞きづらい
BIZミルのコンセプトの1つに「いかに多くの職員様が、経営分析や事業計画の作成ができるか」があります。たくさん経験している方は、どんなツールを使っても作れるんです。BIZミルみたいなツールは、要らないかもしれない。
でもそれだと、数に限界が出てきます。地域の多くの事業者は支援できない。
かといって、フォーマットだけを提供しても、多くの職員様は作れない。作れない要素をなるべく排除したい。では、その要素は何か。
作れない要素の一つに、職員様と経営者のコミュニケーションがあります。
特に、ビジョンや目標は、聞きづらい。お若い職員様がベテランの社長に聞くのは、結構大変だと思います。私もそうだったので、よく分かります。
◆聞きづらいことをいかに聞くか
大きなブランクフォームで、あとは自由にどうぞ!ってのは、意外に聞きづらいです。自由は大変です。
BIZミルだと、こんなイメージです。
◆質問の分割と順番
つまりは質問です。
質問をいかにしやすくするか。ポイントは、質問の分割、種類、順番です。
分類とは、分けること。上の例だと「3年後」「事業イメージ(3店舗)」「従業員数(20名)」「売上高「1.2億円)」になります。
この、年数、事業イメージ、従業員、年商といった項目に分けることが大切です。
質問の種類について。質問には
①答えやすい質問。質問者の意図に沿った答えが返ってくる。
②答えづらい質問。回答者の考えや思いが聞ける。質問者の意図とは違う答えが返ってくるもしれない。
があります。
例えば「社員は何人くらいで?」と聞いたときに「社員のレベルが問題で・・」と答える方はほとんどいないでしょう。人数を答えます。①の例です。
ところが「ビジョンは?」といきなり聞くと、いろいろな回答が考えられます。それはそれで良い局面もあるのですが、「知りたいことと違った・・」と思うケースも出てきます。
質問の順番とは、上記の2つの質問を組み合わせること。
①、①、②、①・・のような感じで、①で聞きたい内容を少し絞り込んで、②で回答者の本音を聞くイメージでしょうか。
BIZミルでは、入力画面において、職員様の質問をイメージしています。
こう聞いたら、回答者も答えやすいのではないか。質問と回答を組み合わせたら、経営分析や事業計画がきっちり仕上がるのではないか。そんな思いが画面に入力画面に込められています。セミナーレジュメにもまとめてみました。
BIZミルについては、こちらから