株式会社エイチ・エーエルの太田です。
今日のテーマは「補助金のツボとコツ」です。
ところで再構築補助金第3回公募の採択発表はまだでしょうかね。
先週末くらいに上がると予想していたのですが…
今日は、非採択の理由と対策②「数値計画の不備は分かりやすい」です。
ちなみに、非採択の理由と対策①は、こちら。
今日は、その2です。
『付加価値の計算表』をどうデザインするか
補助金申請書は様式があってないようなものですが、最後の最後は下図の
「付加価値の計算表」で終わります。これは、もの補助も再構築補助金もほぼ同じです。
この表に数字を並べるだけでは「根拠がある計画書」とはとても言えません。
1.全社の予想損益計算書
まず第一に 全社の予想損益計算書 が必要です。
なぜなら、今の人件費や減価償却費をもとに、今後の費用の計画を立てる必要があるからです。人件費がずっと横ばいなら「社会保険料の増加はどう考えているのかな」「業績が上がるのに、給料は変わらないのか・・」などと思ってしまいます。
2.売上高の根拠
次に売り上げの根拠です。ここでは新規事業と既存事業に分けて説明する必要があります。なぜなら、事業再構築補助金であれば、新規事業の売上高が総売上高の10%以上である必要があるからです。
3.新規事業の売上高の根拠
そして最後に、新規事業の売上高の根拠が必要です。新規事業の単価と数量の妥当性を証明する必要があります。焼肉屋の単価が「3,000円/人」だと「妥当。むしろ安いかも」という判断をされますが、「10,000円/人」だと「高級感あるお肉を出せるのか。お客は来るのか。」と思います。
もちろん定性的な文章や図表などで証明されれば、OKです。
まとめ:不備はツッコミやすい
そんなわけで、15ページの事業計画書であれば、数値計画は2ページから3ページくらい。
10ページであれば2ページ前後のボリュームと内容が必要であると考えています。
非採択の計画書を見ると、ほとんどが、数値計画のボリュームが少なくて、明らかに説明不足です。
数値計画の不備=審査員がツッコミやすい のです。
如何に最後まで説得力のある計画表をデザインするかが要となってきます。
明日には 第3回公募の採択発表出るといいですね。
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