株式会社エイチ・エーエルの太田です。
今年度の補助金支援において、不採択だった案件を見直して、採択に繋がった事例をご紹介します。
全ての不採択案件が採択に繋がっているのではない点をご了承願います。
改善事例1:顧客視点を追加(もの補助)
雑貨卸売業において営業管理システムを自社開発することで、営業プロセスを簡略化し、内部の生産性向上に繋げたいという理由で、ものづくり補助金を申請。
一度は不採択になったものの、同じ事業で顧客の視点を追加。内部の生産性向上はもちろん、顧客にもメリットがあり、顧客に選ばれるシステムであることを強調。
特に、自社で作ったシステムの場合は、システムの良さや自分のメリットを強調しがちな傾向にあるので「顧客にとってメリットがある(=顧客に選ばれる=売れる)」ということもきっちり訴求していきました。
改善事例2:新たな分野を追加(再構築補助金)
アパレルの製造業。機械を買って、新製品を生産・販売したいという理由で、再構築補助金を申請。「思い切った再構築とは言い切れない」とのことで不採択。
そこで、その機械で作れる新分野を追加。アウトドアや抗菌などの分野の商品を加えることで、販路が広がり、結果として既存事業への波及効果もアピール。
不採択だった案件は「ビジネスモデルの問題点」を指摘されたわけですから、真摯に受け止め、解決策を明確にしたり、ビジネスモデルの追加や変更などを行い、実現性が高くなり、成果に繋がるようブラッシュアップしていくことが重要です。
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