事業再構築補助金(10回目)成長枠の要件を満たすために

事業再構築補助金

株式会社エイチ・エーエルの太田です。

この1週間は、事業再構築補助金に関する相談をいろいろと受けてきました。なかでも多かったのが「成長枠」についてです。

成長枠は、この第10回公募から新設された業種です。
成長枠に申請するためには、補助事業として取り組む事業が、過去〜今後のいずれか10年間で、市場規模が10%以上拡大する業種・業態に属する必要があります。事務局で定めた「成長枠業種リスト」に記載されている分野での事業であれば問題ないのですが、そうでない業種であれば「市場拡大要件を満たすことの説明書」にて説明する必要があります。

市場拡大要件を満たすことの説明書の、項目3です。

補助事業として取り組む事業の市場規模が10%以上拡大することの説明(1.②に記載した事業者のみ記載要)が求められます。

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※統計等(政府による公的統計や政府文書による推計の他、業界団体等が作成した統計や推計、著名な第三者機関が公表している業界レポート等でも可とします。)を用いて説明してください。また、資料等の出典について明記してください。

2.の定義・外縁と紐付く統計等を用いる必要があります。統計等に定義・外縁が記載されていない場合には、当該統計等が指す業種・業態の定義・外縁が推認される理由を記載してください。

今後10年の場合、政府目標が達成されれば当然市場規模が拡大する、という説明も可とします。

※推計の根拠が記載されていない場合、事務局から照会することがあります。

※パワーポイント等を添付し説明いただいても差し支えございません。

※分量の制限はございません。ただし、統計等を添付、引用する場合、該当箇所を明記してください。

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政府目標が明確だと比較的イメージしやすいですが、明確でない場合は厚生労働白書や中小企業白書などの統計データを用いて説明する必要があります。

過去の採択補助金事例を思い出すと、

テイクアウト市場が今後拡大基調にあるということを統計データを元に説明したうえでテイクアウト市場に打って出るというケースや、サウナ人口が増えるということを説明したうえでサウナ市場に打って出るというのは、該当すると思います。

しかし、リストにある業種であれば「リストにあるからOK」で以上終わりですが、リストに無い業種の場合は、説明書を基に事務局が判断するので最後の最後まで不安ですね。

もちろんリストにあるからといって、必ずしも交付決定候補になるとはいえないのですが。

 

株式会社エイチ・エーエル

 

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