5年日記と5年計画

BIZミル

株式会社エイチ・エーエルの太田です。

本日のテーマは「BIZミルで経営力アップ」です。

 経営支援基幹システム(BIZミル)の普及を通じて、多くの経営支援機関、そしてその先の中小企業・小規模企業の支援を行っています。


◆ 5年日記と事業計画

 いきなり妻の話です。妻は5年日記をつけています。もう5冊目か6冊目です。「5年日記の会」という集まりにも参加していました。その5年日記の会のなかで主宰者が「5年日記を見ると、去年の自分と変わっていないことに気づく」「自分で自分を叱る仕組みが5年日記である」とおっしゃっていたとのことです。

 私はFacebookをほぼ毎日更新していますが、「思い出」を見て、1年前の同じ日の自分の投稿を読んでは同じ気持ちになります。

◆ 自分で自分をチェックする仕組みが事業計画

 ビジネスでいえば、自分で自分をチェックする仕組みが「事業計画」になります。自分で自分をチェックする仕組みを、自分で作る必要があります。または、支援者と協力しながら、事業計画を作る必要があります。

 大企業であれば、株主のチェックが働きます。ところが多くの中小企業においては、株主=経営者なので、株主のチェック=自分自身のチェックになります。そこで、商工会・商工会議所、金融機関、コンサルタント、顧問税理士などの支援者にチェックしてもらうことをお勧めしています。

 経営支援基幹システム(BIZミル)では、事業計画を作成する機能を搭載し、A3で1枚の事業計画書を出力することができます。支援者と事業者間でチェックしあい、何をすべきかを考えていただくきっかけになればと思っています。

 また、商工会・商工会議所の「経営発達支援計画」においても、「事業計画の策定」と「策定後の支援」を重要業務と位置付けています。支援者においても重要業務です。

◆「具体的に」が嫌い

 そこで、事業計画を策定する段階になったときに、よく聞く言葉が「具体的に書いてください」という支援者のアドバイスです。この「具体的に」という言葉が私自身は嫌いで「具体的に書いて」と言われると「具体的にの中身を具体的に教えてほしい」と思っていしまいます。

 ちなみにデジタル大辞泉で「具体的」を調べると「はっきりとした実体を備えているさま。個々の事物に即しているさま。」とあります。ますます分かりづらいです。

◆ 5W3Hを考える

 そこで、事業計画を策定するときには「5W3H」を意識するようにと伝えています。8つ全てじゃなくても、過半数考えられれば「具体的」になると考えます。

 Who(誰が)、When(いつ)、What(何を)、Where(どこで)

 Why(なんのために)、How(どのように)で、5W1H。

 あとは、How Many (いくつ、数量)、How much(いくら、金額)

になります。例えば「ホームページを作成する」ではなく、「2021年12月までに、サービスの案内とお客からの質問に対応し顧客満足を高めるために、サービス案内と問い合わせ画面を盛り込んだホームページを、○○社に依頼する。金額は○○円」まで考えられれば、自分でチェックすることが可能になります。

 経営支援基幹システム(BIZミル)を使って、支援者と事業者の共同作業で「後々にチェックできる具体的な事業計画」を作っていただければと思っています。

株式会社エイチ・エーエル

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